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2026/02/04

時代の流れに取り残されて

 最近読み始めた本。

 ・「のめりこませる技術 誰が物語を操るのか」フランク・ローズ著(フィルムアート社)

 テーマは ”メディアの作り手は、今後いかに消費者を「のめりこませる」ことができるのか”
 

 この本、大型書店で探し切れずに困りました……文章作法のところにもなく、映画本のとこでもなく、検索したらなんとビジネス書のマーケティングコーナーにあると……? あ、これビジネス書だったんすね?……と思いながら棚に行ったけど結局なく……orz しょうがないからネットで買ったよ!


 思ったより分厚くて躊躇しましたが、読み始めると面白い。まだ途中ですけど。何故このような本が気になったかといいますと、ネット小説やボカロ小説など、新しいメディアで語られている物語に若い人たちが飛びついていると聞いて、一応ラノベ作家を目指す身(自分で言ってても違和感ありまくりなぐらい自分の作風がアレ過ぎるんだぜ……(゚∇゚))としては「知らない」では済まされないような気がして……。

 こちらの著者は日本のサブカルチャーにとても敬意を持っていらっしゃる様子。しかし、この本は日本の”今”まではまだ追いついていないな~、というのが印象です……
 言及があるのはコミケ、同人誌、ガンダムやメタルギア、そしてOTAKUぐらいまで。かろうじて、ウィリアム・ギブスンの「あいどる」に絡めてあるけども、ネット小説やボカロ現象までは取り上げてないですね。うーむ、惜しい!

 
 驚いたことに日本じゃあたりまえの「メディアミックス」がアメリカで始まったのは2010年(!)だそうですよ。

 
 途中、ジェイムズ・キャメロンによる「アバター」制作秘話が披露されております。彼は「アバター」を第二のスターウォーズにしたかった(いまもしようとしている?)らしいんですが…… 想像を絶するような技術力と莫大な予算、緻密な設定、クリエイティブ精神をつぎ込んで作られた作品であることに疑いはなく、頭が下がる思いです。
 しかし……しかし……「アバター」はやっぱり、スターウォーズにはなれないと思うんですよね………。

 それは、ファン層というものは「最新の映像技術」や「莫大な予算」、「超緻密な設定」によって生まれるものじゃないと思うからなんですよ……

 日本語でその秘密を言い表すとすれば、それは「萌え」に尽きるのではないかと! ←


 萌え……この言葉も数年前まではなかったんですけどね……以前はこの概念をなんと呼んでいたんでしたっけ? まこと、言葉は発明されていくものですね。今じゃ日本の文化は「わび・さび・もえ」ってぐらいなもんですよ……(ナニイッテンダー) いかにシャレ乙な人々が闊歩していようとも、日本の下支えにあるのはそういうものなのだッ……!(謎の信念)

 
 
スターウォーズは萌えというより燃えな気もしますが。加えて愛すべき中二要素もバッチリでしたからね……なんで宇宙なのに剣(ライトセーバー)なの? 柔道服(違)なの!と。

 
 
 

 あと、印象的だったのは「アバター」のゲーム化がコケて、「ロード・オブ・ザ・リング」のゲーム化はヒットしたのはなぜか?という考察。それは、ピーター・ジャクソンがゲームオタとしていろいろ口出ししたのに対し、J・キャメロンは企画を立てただけだったからでは? という……。
 
 ワタシ、多分その「ロード・オブ・ザ・リング」のEAの洋ゲー日本版、買って、やりましたよ……あまりのむずかしさに泣きながらwwww(泣くな) でも確かにむずかしさを乗り越えたくなるようなチュートリアルとか、システムの細かさとか、ステージ面の創意工夫とかは秀逸だったと思います。根性でクリアしましたもの……! 全然イージーじゃねえイージーモードでなッ……! あれは、ピーターのこだわりのお蔭だったのか……。

 そう、なぜか「映画のゲーム化」って案外難しいんですよね……逆はいくらでも成功例があるのに。ちなみにもう一つ言及されていた「スターウォーズ 帝国の影」……栄光のNINTENDO64のソフトも私持ってましたが、こっちはあまりのむずかしさに頓挫しました\(^0^)/


 というわけでこの本は、とくに小説に特化した内容というわけでもなく、知らない海外ドラマとかの引用がピンとこない場合もありますがクリエイターにとっては刺激的な論考がアツイです。たまにはこういう、分野の違う本も読むと面白いですね。
 また最後まで読んだら感想が変わるかもしれません。

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2013/09/15 読書した本 Comment(0)

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ゆきを
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女性
職業:
営業事務員
趣味:
本屋街放浪
自己紹介:
 年にせいぜい一回か二回、自作小説を投稿するために年中無休で四苦八苦(・∀・) 某賞で3回続けて最終選考落選したり諸々落ちたけれど、わたしは比較的げんきです。

 映画や世界史、展覧会鑑賞、庭園巡りが好きです。 

 好きな作家はゼラズニイ、ライバー、ヴォークト、トールキン、マキャモン、レズニック、メルヴィル、皆川博子様などなどなど……

 音楽、ロック系洋楽好きです。
 30 Seconds To Mars, MUSE, New order, Nightwish, LINKIN PARKなどなど。ゲームや映画サントラも聴きまくります。 
 
 
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