[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
- Newer : 若冲と私
- Older : なるほど中毒性が認められます
ようやく積み本やら何やらを崩し始めてはいますがまったく追いついてません。。web小説も読みたいのが沢山あるのですが例によってPCを立ち上げる時間自体があまりなく。。
ち、ちまちま頑張ります!
<最近読んだ本>
「マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代」門井慶喜 (幻戯書房)
完全なるジャケ&出版社買い(謎) 歴史&美術に造詣が深そうなベテラン作家様による、いわゆる歴史ミステリ評論……だと思っていたのですが読んでみると考察エッセイぐらいの掘り下げかな。「だが、ちょっと待つのだ」「私は想像する」みたいなツッコミ文体はどことなく宮沢章夫氏の昔のエッセイみたいで面白いw
目次を見て、扱っている歴史ミステリのラインナップが定番という以上に、素晴らしい!
ジョセフィン・テイ 「時の娘」
コナン・ドイル 「緋色の研究」
エドガー・アラン・ポー 「アッシャー家の崩壊」
スティーヴ・ホッケンスミス 「荒野のホームズ」 ←ワタシ未読アルヨ
ウンベルト・エーコ 「薔薇の名前」 ←未読だけど映画は見たヨ
オルハン・パムク 「わたしの名は赤」
「わたしの名は赤」というイスラム圏の歴史ミステリを扱ってくれているところが画期的(……ってわざわざいうのも欧米偏重っぽくてアレなんですけども)。奇書すれすれの幻惑的な小説ですが読み応え凄いですよ!
世界で初の「まっとうなゴシック小説」であるエドガー・アラン・ポーの「アッシャー家の崩壊」と建築におけるゴシック・リバイバルについて語った第三講「イギリス人には書けない「アッシャー家の崩壊」」がとくに面白かったですね。
確かに。言われてみたら世界初の探偵小説もドイルに先駆けてポーが書いたんですよね……
ポーは19世紀ちょうどど真ん中のアメリカ人ですね(一時、ロンドンに居たこともあるみたいですが)。
当時のアメリカっったらイギリスとは比べものにならないド田舎です(真顔) 東海岸辺りならいざ知らず、南北戦争の前で、奴隷制がまかり通り、鉄道を引くか引かないかというような。
すべてはイギリスという先進国へのかぎりない憧憬と複雑な感情の成せる技だった……と結論がつけば単純ですが、もっとヨーロッパ文明の深いところにまで根ざしているらしいです。
本格的な文学評論を期待する向きには物足りないかもしれませんが、古めかしい英米文学や歴史ミステリが好きな自分的におおいに楽しめた本でした。
せっかくだから今度は門井氏の小説もどれか読んでみようかな。
COMMENT
COMMENT FORM
| 01 | 2026/02 | 03 |
| S | M | T | W | T | F | S |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
| 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
| 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |