本日は休み中唯一出かけた場所のお話でもしとうございます。それ以外はry
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」 in 江戸東京博物館
ダ・ヴィンチの展覧会のタイトルってどういうわけか没個性的で後から考えるとどれがどれやら……になりがちなんですが、それはさておき。
江戸東京といいつつなにげに珠玉の西洋率も高いこちらの博物館ですが、これも! マジ必見の展覧会でした!
私の知りうる限り全国巡回もない様子。。
とりあえず、すさまじく貴重なダ・ヴィンチの絵画と手稿のホンモノが来ているというだけで奇跡的でございます。
まずは、本展の目玉「糸巻きの聖母(バクルーの聖母)」。
レオナルド四十代、モナリザが描かれる直前の作品。日本初来日。
もう一点が「鳥の飛翔に関する手稿」。
前ページパネル解説つきでなんというかもう垂涎……
「糸巻きの聖母」なんて絵の所在の歴史を見ただけでも物語になりそうですもんねえ。
他にも様々なレオナルド派の作品や、レオナルド自身の都市計画や科学研究の模型展示やら盛りだくさん。 個人的にはレオナルドの弟子サライ君(悪魔のように美しいといふ…)が描いた「12歳のキリスト」という絵が美しいと思いました……
レオナルド自身の素描やそれを模写した作品なども展示され、細かい描写がどうなされたのかが丹念にたどれて良かったです。
あと何より感嘆したのが図録と、「手稿」の精巧なレプリカ……!
レプリカのほうはA5版で糸綴じ(1500円)。
図録とセットで買うと数百円安くなります。
いやこれほんと写真で伝わっていればいいのですが非常に価値あるセットですよ……?!
図録の製本も背表紙までしっかりとした造りで、まるで大判の写本のよう。
レプリカのほうはこの通りぜんぜん読めないけど! 読めるはずがないよね……右から左に書かれた鏡文字ってどういうことですかレオナルド様よ……(白目)
でもビブリオ好きな方ならこれを手元に置かずにいられぬ心を分かっていただけるはず……!
そしてこのレプリカをめくりながら図録の詳細な訳文解説を読む( 分かったフリをしつつ)とかいう至福スタイルすらも、実現可能!
なんというかもう……アアア!!(言葉にならぬ……)
いやはや江戸東京博物館と関係者の皆様……ありがとう……!
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2016/02/17
展覧会