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最近、物忘れがひどいんですよ(真顔)
あと、大ポカも多いです。忘れ物とか仕事上のミスとか。こんな抜け、する?!みたいな凡ミスが連発!
多分歳のせいだと思う。そう思うことにしている……
それで、というか、題名とコンセプトに惹かれて読んだのがこの本。
「観察力を磨く 名画読解」 エイミー・E・ハーマン著(早川書房)
おお、観察力! それも名画で! ついでに絵にも詳しくなれそうだしいいのでは!
あからさまな脳トレとかやる気でないもんな!
確かにそういう本だったのですが、むしろビジネス本でしたw
自己啓発本というほど説教臭くもなく、物の見方を変えることで仕事一つとってもこんなに変わるよ、ということが実例を通して実感できるなかなかすごい本でした。頭ごなしではなく、筆者自身の実体験も交えて描かれているのが親近感が増してよかったですね。
だから、この絵のアトリビュートは~みたいな美術史を本書に期待するのはちょっと違うけれども、美術愛好家も一読して損はない内容かと。ところどころ、驚きの美術エピソードもありますし。
ぼーっと生きてる人間は、見たいものしか見えないんだということがすごい、わかります。。
自分だよ!
間違いを恐れるあまり、仕事中にエクセル表を10分間”鑑賞”しているわけにはいかないのは当然ですww でも、日常生活や緊急時の優先順位のつけ方とかは参考になりそうです。
次からは、せめて展覧会に行ったときはぼーっと見ずにこの本にあるように舐めるように名画を観察しようと思います。
生きてる!!(感嘆文)
あれから数日後、、病院に行ったらば別に怒られはしませんでしたが翌日からMRIに2回入れられついでに日帰り☆点滴なども処方されました。すみません、色々ほんとすみません。もうね、MRIは筒状の故郷かと(違) その間、会社もなあなあ出勤ですみません。ああ、すみません。
そういう心境だったからでしょうか、ふといつもと違うことがしてみたくなり、今ライトノベル?界で大流行りの……というかもうここ数年でジャンルとして定着した「転生もの」でも読んでみようかと思い、一冊買いました。
「転生!太宰治 転生して、すみません」佐藤友哉・著(星海社FICTIONS)
………。これがはたして正規の意味での「転生もの」なのかは寡聞にして存じ上げませんが、もうこのタイトル、この表紙、そして目次。太宰治先生の本は3、4冊ぐらいしか読めていない惰弱者でございますが、この吸引力、手に取らずにはおられませんでしたね。
それで結論からいうと、オラ、こんな痛快な読み物を読んだのは生まれて初めてだよ(真顔)
戦後の玉川上水から2017年の日本に転生したと思ったら次の章でさっそく心中する太宰!芥川賞受賞パーティーに乱入する太宰!おのれ文壇め! 思わず太宰がのりうつります!
それにしてもこんなにしょっちゅう「死のう」といいながらマジで未遂しまくるひとが本当に昔いらっしゃったのですからね。いま、こんな方がいたらヤバイですよね。でも憎めないのはさすがは先生。
それにしてもこれを書いたひともすごいよ!(初読です、すみません)
本と、ゲームだけが友達さ……(遠い目) な日々、楽しませてもらった本の一部をご紹介。忘れないうちに!
「東京の巨大地下網101の謎」(宝島社)
「東京建築さんぽマップ 最新版」松田 力・著(エクスナレッジ社)
そりゃ、動けないからね! せめて本の中でうろつき回りたいヨネ……というわけなのか、何なのか。見ればお分かりのとおり前者は地下編で、後者は地上編ですな。地下のほうは読み物系ですが、さんぽマップはオールカラーで多数の味わい深い建築物が地図に沿って紹介されており、著者のスパイスの効いたコメントと合わせて眺めているだけでもほんとに楽しい。すでに解体された建物もあり貴重な記録でもあるのでは。
「竜のグリオールに絵を描いた男」 ルーシャス・シェパード著(竹書房文庫)
最近めざましい異色ぶりを発揮していると好事家の間で評判(多分)の竹書房からまたしても! あまりにも巨大な竜グリオールが、文字通り世界を掌握している平行世界が舞台の、驚くべきファンタジー集。面白すぎてすぐに読み終わってしまったことだけがマーヒーな入院患者的には難点w 流麗なる筆致と熱いプロットが忘れがたい。他にも中篇があるとのことなのでぜひ出版して頂きたいもの。
あとがきを読むと竜があるものの象徴……とあるけれども、まあ言われてみりゃそんな気もするな、ぐらいですかね。ていうか作者の経歴もスゴイ。本当ならば!
「ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来」上下巻 ユヴァル・ノア・ハラリ著(河出書房新社)
本好きの友人が「お見舞いに本を買っていくから!」と申し出てくれたのでリクエストしたのがコレなんですが、題名を見た友人はしばし考え込んでしまったようですwww す、スマン!! もっと色んな自重すべきだった……しかも上だけで良かったのに下まで……!
内容は「サピエンス全史」同様、軽妙な文体で読ませてくれますがこれぞ病床の上でジリジリしながら読むのに最適な内容だったのかもしれませんな。我々人類の思考のすべてはアルゴリズムが命じているものに過ぎないのか。いまや神や権力者すらも安穏と出来ない時代に入りかけ、やがて超格差社会が訪れる…?! そして最大の謎は、なぜ生物には”感情”があるのか……これでもか、というテーマがテンコモリされています。
でも、病人としてはいちいち健康チェックしてくれるAIってやっぱり便利だよな、と思いました。昔はそんなことミジンコも考えなかったけど…(遠い目) まさに「ハーモニー」の世界……!
しかしコレ、著者の云う通り健康管理だけで止まらないのは目に見えていますな。生活、趣味、人生の選択、すべてがAIなしでは生きていけない世代の誕生はもう目前……と、どうやら旧人類のカテゴリに留まりそうな自分は思うわけですよ…\(^o^)/…
最後になりますが、入院中、上記の本やアレコレ物資を運んできてくれた家族たち、そしてお見舞いや、メール等でのやりとりで励ましてくれた友人たちに何より感謝致します……!
秋風が……吹いてるのかもしれませんがワタシの周りは避けていると思いますね(真顔)
アツイ! まだまだアツイ!!
来週半ば以降、涼しくなると聞いてますが本当なんでしょうね……?(脅し)
そんな中、今月はリアル友人の御本(祝・3冊目!)が発売になり早速読み終わりましたので喜び勇みつつ独断にてご紹介。
『沙汰も嵐も 再会、のち地獄』吉田周・著
前作までの世界観とは打ってかわり、和風&中華な雰囲気、しかも地獄が舞台!ということで個人的にも楽しみにしておりました。
まずタイトルかっこいいいいい!! 覚えやすい!
”不知火疾風、十五歳。ごく普通の中学生だと思っていたのに、ある日いきなり死亡。目覚めたらそこは地獄だった――っておいおい、そんなのアリか!?再会を喜ぶ相棒「牛頭の黒星」によれば、疾風はかつて仕事中に死んだ「馬頭の疾風」で、ふたりは境界を守る門神としてコンビを組んでいたらしい。が、納得いかない疾風は職場の頂点・閻魔王に会いに行くことに……。果たして前代未聞の異世界転生の結末は!?”(あらすじより)
まさかの転生モノ!みたいなあらすじですが、それはそれ、読みだせばたっぷりと地獄遍歴が楽しめます。主人公君の疾風(しっぷう)、元中学生男子というだけでこんなにも親近感がわくんですねえ。
リーダビリティの高い文章で、ぐいぐいと読めるところはもちろん健在ですが特筆すべきはキャラの濃さ……濃さというか、個性的な獄卒たちの掛け合い漫才ww(漫才いうな)
私は電車の中である場面を読んでいたのですが、マジで噴きました。なんでしょう、吉田さんのナンバー1とナンバー2同士の掛け合いはどうしてこんなに血沸き肉躍る剣戟の如き迫力なんでしょう!
唯一、気になるのはほんとに「コンビ(再)誕生!」~完~ というところで終わっていることでしょうか。地獄をめぐる陰謀やらすったもんだやらツンデレ友人との葛藤やらに、疾風と黒星がどう立ち向かっていくのかとても読みたい! ムンクさんのイラストも最高オブ最高だし。次は黒星のピン絵だろうな~~と脳内ではすでにシリーズ化してますよわたくし。
色々大変そう(業界のアレコレを含めて…)ではありますが是非とも続刊して頂きたいです♪
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