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昨日の続きで少しだけ補足。ただの雑記帳状態ですな……\(^o^)/
<愛すべき笑いの要素>
私が観た回は夜、中規模スクリーンで、目分量99.9%満員でした。なぜか私の左隣が空いてたw
本作は宣伝や内容の重みに反して(?)結構な笑いの要素が満載です。観客も初めは少し控え目に笑っていたように思います。そりゃ、戦争映画を観て笑うなんて一般的には不謹慎に思われますからな。
でもおかしいときは本当におかしいので、後半には皆遠慮なく笑い声をあげるようになっていました。キャラクターと観客が一つになっていた証拠ですよね。
<戦時下における情熱、芸術、その他……>
主人公すずさんはぼんやりしていることもあれども毎日を明るく生きようとする女性。いびりや特高の尋問にもへこたれません。そして何より絵の才能にあふれ、どんなものでもたちどころに描いて他の人を喜ばせます。
そして突然嫁ぐことになった旦那さんとも実にラブラブに……
まあ、皆川博子様だったか太宰先生だったか、防空壕の中でも若い二人が云々かんぬん……みたいな短編小説もありましたしな……w
しかし中盤、すずさんはとてつもなく大きなものを永遠に喪ってしまいます。その代わりに、新しいものもまた手に入れます。喪ったものは二度と取り返せないとしても……
対して、観客である私たちは「すずが喪ったもの」とエンドロールの最後の最後で思いがけずお別れすることになるんですよね、これが……
正直言って、自分は背筋に冷たいものが走るほどの戦慄を覚えました。あれこそが、この作品を通して監督や作者、スタッフが追及した表現の凄みというか、「生」を礼賛しつつも深い鎮魂をも表すメッセージかもしれないと感じいりました。
それにしても、修学旅行の定番としての平和公園が大昔からあったわけではない、そんな当たり前のことに気付かせ、自分の平凡な日常がいかに大切なものであるかを観なおすきっかけをくれた映画でございました。
願わくば沢山の人に観てもらえますように!
数日たちましたがつらつらと映画「この世界の片隅に」のことを思い出しています。
前回は内容の感想にはほとんど触れておりませんでしたが、あまりに胸がいっぱいすぎて何を言っていいのかわからなかったというのが本当のところでして。なんというか、下手に言葉にしてしまったらこわれてしまいそうな、そんな感動なのです。
とりあえず、感想第二弾ということで個人的に映画の中で特に印象的だったことをあまりネタバレしないようにいくつかあげてみようかと。
<かつて、爆心地にも街があった>
これは戦後生まれの人間にはとりわけ想像するのが難しいことだと思います。映画の力は素晴らしいですね。確かに、映画や時代劇でも古代ローマとか江戸の町並みとか実に見事に復元してみせてくれたりはするのですが、私が知る限り当時の広島の街をこんな風に見せてくれた作品はこれが初めてです。素晴らしいのは再現映像ではなく、そこが実際に人々が息づいていた街であるということを描写で示していること。ほんのワンショットでも並々ならぬスタッフの思い入れが溢れていました。
自分の故郷の長崎市にも爆心地(平和公園)があるのですが、あそこにも当然、街があったんだよなあ……と改めて考えさせられました。
<玉音放送を聴いたあとのみんなの反応>
主人公すずさんの義理のお姉さんの反応が一番好きでした。怒るでもなく、悲しむでもなく。
逆にすずさんがああいう風な反応をしたことが意外にも見えるかも知れません。
私事ですが、祖母と、亡くなった祖父(共に被爆者)に戦争や原爆について長時間話を聴いたことはありません。祖父は徴兵のために進路を断念し出兵したということだけは知っています。
でもいつだったか、祖母が「絶対に勝つと思っていたのよ」とつぶやいておりました。
勝つと信じていたからこそ耐えられた辛苦も多かったのではなかろうかと思います。すずさんの、張りつめていたものがキレてしまった様子はそんなことを思い出させてくれました。
<戦艦。。。>
艦これや刀剣乱舞はまったくの娯楽ゲームですが、キャラクターの基本設定は実際のものを使っているのでその特性を自然と覚えられてしまうという機能も持っています。大して知識のない自分でもなんだか他人事とは思えないものがありました。劇中で呉軍港に入港する軍艦の名前が出るたびに迫りくる破滅の運命を思い、胸が震えましたね……
<戦闘描写、食べ物描写>
どちらもこんなものは見たことがない!というぐらいのリアリティー。美し過ぎて、それが逆に本物以上に本物らしいという表現の極限にまで迫っていた出来ではないでしょうか。戦場描写が過激な戦争ものは数あれど、こんなに細やかな表現を見せてくれたのも本作が初めてです。
他にも沢山たくさんあったのですが、追いきれないですな。音楽も良かったし背景画も良かった。エンドロールの最後の瞬間まで味わいがあり。とりあえず円盤が出たらこれは名作として揃えたいですねぇ~~
ああもう15日も経過してしまいましたか……(気力薄)
初詣もやっと行って参りました。寒かった。。
おみくじは中吉です。ここ数年、ずっと、ひたすら、一心不乱に中吉です!
先週は評判の高い映画「この世界の片隅に」を観て参りました。
単館上映でやっているのは分かっていたのですが、すっかりシネコンに飼いならされた惰弱民ゆえ並ぶのはちょっとなあ……と渋っていました。(昔は平気で行列に並んでたのになあ。。)
このたび、ついに新宿のシネコンでかかるようになりましたので嬉しかったです。
内容の素晴らしさはいわずもがなですが全編を彩る瑞々しい表現と胸に迫る情感に圧倒されました。このような国産戦争映画がかつてあっただろうか……
アニメ芸術の可能性を観たような気がしますね。大変な苦労と支援を経て制作されたそうですが、このような作品に触れることが出来て観客としても幸せをもらったような気がする、そんな作品でした。
自分は、すごい傑作だと言われても最近の立体的でリアルすぎるCGアニメがどうしても苦手でして(ようするにピクサーやワーナー系の…)まともに見たことがあるのは「モンスターズ・インク」ぐらいかも知れないという体たらく・・・
ゲームとかは全く大丈夫なのになんでですかねえ。
そういうわけでやっぱり、日本のアニメが一番見やすいです……!
アニメといえば正月に実家に帰った時、2日目になるとやることがなさすぎて(←)他県ローカルチャンネルでやっていた「ルパン三世 バイバイ・リバティー危機一髪」鑑賞も忘れがたいです。何もかもが懐かし過ぎました。放映当時、思春期()だった自分にはいろいろ刺激的すぎて長年エロすぎる…という認識だったのですが、今観てもぞんぶんにエロかったですw そしてそれ以上に面白すぎました。何よりも謹賀新年の日中ど真ん中にこれを放映するローカルチャンネルよ……あんたちょっとおかしいよ(褒め言葉)
正直、これがインパクト最高で、以降のTVルパンシリーズは覚えてもいないんだよなあ……
先日放映されていたナウシカ(ジブリ全般)はもうBlu-ray boxで揃えてるので観てないぜ!!(ドヤァ……!)
「スターウォーズ エピソード4 新たなる希望」が公開されたのは1977年。
さしもの私もまだ、まだ!(強調)生まれておりませなんだが、これぞ人生で最も多くビデオ再生して観てきた映画でございます。
にしても、前々から言っていますが第一作が「4」で「新たなる希望」とはどういうことなんだ……と思うのが人情でありましょう。
子どもの頃、自分は「新たなる希望(New Hope)」というサブタイトルの意味を深く考えたりはしませんでした。というより「スターウォーズ」=「スターウォーズ エピソード4」という感じで、続く「帝国の逆襲」まで進んで、ようやく通し番号に気づいた程度の認識でしたな。
新たなる、ということは一度何がが失われてしまったということを暗示しています。でも何が失われたのか、エピソード4だけでは少し分かりずらい(このあたりを描いたのがエピ1~3ということになりますけども)
そして劇中で大変重要な役割を果たす”デス・スターの設計図”は冒頭からレイア姫の手元にあります。「この設計図を手に入れるために多くの犠牲がありました」……そう説明されるだけです。
このたび公開が始まった「ローグ・ワン スターウォーズストーリー」は、まさにこのエピソード4の直前、設計図にまつわる勇気と犠牲をめぐる大冒険を描いた一大ページェントでございました。
さらにはエピソード4で”希望”を体現していたルーク・スカイウォーカーがどれほど待ち望まれていたのかが、本作でいっそう際立って感動を覚えずにはいられません。
名もなき英雄たちの物語。フォースを使うジェダイは影も形も姿を現しません。そこがまず、オールドファンにも異色。
一方で、繰り返し何十回と観てきたような古参ファンにこそ胸熱な単語や人物がこれでもか!と出てきます。
その筆頭が、ターキン総督ぅぅぅぅ!!!!!(感涙) ピーター・カッシングさまっ!!
他にもぐっときたのはオーガナ議員がちらっと横切ったり衛星ヤヴィンの密林の中の遺跡具合がほどよく古めかしく再現されていたり(エピ4の時は中米のティカル遺跡をまんま映していたw)ああ……何もかも懐かしい……。。
というわけで、他にも色々色々色々語りたいところですがひとまず、面白かったのご報告。
そういえばドニー・イェン演じる、ジェダイになりたかった盲目の修行僧。
私、近頃なぜか手塚治虫の「どろろ」を読み返していたために、どー見てもドニーが百鬼丸か琵琶法師状態で二重に興奮しましたよ!!!
あー……先日、新型ポメラを即行買う気になっていましたが、いったん見送ります。
やっぱりちょっと高いのと、DM100が現役であること、何よりオマエは先に次にやるネタを考えろよと心の声が言ったから……っ……otz
そんな懐の寒い中( 強引)本日は映画館の企画「午前十時の映画祭」に行って参りました。
これだけはどおおおおおしても、這ってでも映画館で見たい!見なければならない!! と西部劇&マカロニ狂いの管理人がラインナップ発表時から指折り数えて待っていた作品っ……
あんまり体調良くなかったのですがいても経ってもいられず真顔で這って行ってきました(真顔)
それはセルジオ・レオーネ監督の「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」!!
私の中のネ申映画のひとつ。
……ちな、この映画には夕陽も地獄(?)も出てきませんがまあこの時代のマカロニウエスタンの邦題ははんぶんは勢いで出来ているってことで、ひとつ。
あと、「続」ってことは前作の「夕陽のガンマン」を観ていないとわからないの??と疑問に思う方もいらっしゃるかもですが、無・問・題!!
再三言いますが、邦題と内容は清々しいほど関係ない(おい)
設定もストーリーも別です。同じなのはクリント・イーストウッドが身にまとうポンチョだけです、多分。ちなみにもちろん一作目も傑作ですのでオススメです。
(さらにいうなら、このポンチョ姿の元祖は同監督が「七人の侍」をイタリア版にして撮った「荒野の用心棒」からですな)
いやDVDも何種類買ってんだよ……ってぐらい繰り返し観てきた映画でしたが、スクリーンはやはり格別でした。OPだけで泣きそうだったぜ・・。。元より荒野が舞台の映画ですからショット一つとっても非常にスクリーン映えもします。
これ、マカロニウエスタンでくくられてますけども実は戦争映画でもあるので、その辺りのド迫力も映画館ならではでした。
何より登場人物たちがもう大画面を生き生きと動き回ってくれて胸熱。
画面からあふれだす詩情、これぞまさに映画。
どうみてもこすっからく道徳心のカケラもない主人公が金貨を求め、心身ともにボコボコになりつつ走り回っているだけでなんでこんなに感情を持っていかれてしまうのか。観るたびに驚かされる、そんなイタリア謹製スペクタクル映画です。
未見の方は、それはそれで羨ましい。映画館でこれを初めて味わえるなんて最高ですよ。
今月から来月にかけて全国の映画館で順次始まっているはずですので、オススメです!
ただし長い(179分)ので飲み物はくれぐれも控え目に!w
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