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2024/05/19

どストライク写真集! (オレ得)


 寒いですね。判で押したような毎日、ひたすら凍えております。。。

 もしかしたらすでにバレてるかも知れませんが、私は古代遺跡のほかに、近代遺産とか廃墟とか工場とか謎の地下施設とかが好きです………大好きです……むしょうに。
 
 本日、トレビアンな写真集を見つけたのでご紹介します。
 普段、写真集なんて買わない(建築ぐらいか……)ワタシが! 本屋で見かけた瞬間、例によって、理性を失った!(ダメ人間)


   

 「世界の廃墟」 飛鳥新社・刊       飛鳥新社さん、MAJIグッジョブ………!

 なんじゃコリャアアアア……! な北〇鮮のバベルなホテルやら、経済破綻した都市の無駄に豪華絢爛な高級住宅地跡、東欧SFバリの雰囲気を醸し出す巨大建造物など……ハア、ハア……落ち着くんだ……これじゃ新手のヘンタイだと思われるお?\(^o^)/
 個人的には、タイの市街地ど真ん中の廃マンションが衝撃。長崎が誇る(?)端島のアレもちゃんと載っています。キャプションの説明も読みごたえありで、¥1,900円はお得ですよ!(断言)


 ひと通り、このような世界を眺めていると、第二次大戦の傷跡もさることながら、東西冷戦の影響もスゴイんだなあ、と……。旧共産圏が残した”廃墟”は異世界感パネエというか、スケールがでかすぎます(ジャケ写真の、ブルガリアの建物もスゴイ!!) 


 ところで廃墟、ちょっと、ブーム来てるんですかね? 検索するとちらほら、このテのが今後も出るみたいですね。きっと、買っちゃいますね(真顔) 

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2015/02/10 読書した本 Comment(0)

凍える夜に、北国の幻想を

 ワタシが何かとロシアびいきなのは、もはや隠せない感じではありますが(何)
 先日の「ラ・バヤデール」のボリショイ・バレエ然り、その昔、清水の舞台から飛び降りる覚悟で観に行ったマリインスキー・オペラ然り……


 映画監督アレクサンドル・プトゥシコ様然り……!



 これらの”美”と世界観の根底にあって、脈々と流れているのは広大なロシアの大地の生んだおとぎ話の要素や民俗的な記憶なのではないかと思います。私が惹かれていたのもそこなんでしょう。



 そんな中、先日書店で発見しましたこちらの本。


 


 ビリービンとロシア絵本の黄金時代 (ToBi selection) 東京美術


 今年の九月に出版されていたようです! これだから本屋の見回りは欠かせないのだよ……!

 

 ビリービン絵の日本語訳の絵本はもうプレミア化していて、マジ普通じゃ手に入らない!!


 わたしは昔、どーしても欲しくてロシア語版の画集を買いました…。
 もちろん読めず。。
 唯一、良かったことはバカデカくて絵がたっぷり堪能出来ることww (ヤケ)


 こちらの本を手に入れたお蔭で、数々のカラー図版やテキストが、日本語で楽しめるようになりました。ほんとにもう、奇跡の一冊です……! そう思えば本体価格2400円は、高くない……高くないっ……!(言い聞かせ)
 ありがたや~ ありがたや~~!


 同時代の絵本作家さんの図版までも掲載されていて新しい出会いもあり。



 余談ですが、こちらの本を発見したのはアキバの有隣堂さんの美術本棚でした。
 ここの有隣堂さんは他の店舗に比べてアキバクオリティといいましょうか、オタク方面にも濃いwから大好き。
 サイン会なんかもしょっちゅう開催されていますし。ワタシがこのお宝ビリービン本を持ってウロウロしてるときも、さる有名ラノベ作家様がサイン会をなさっていました。


 出来るものならば、飛び入り参加したかったです (^o^)/

2014/12/09 読書した本 Comment(0)

鬼才の、手の内幕の内っ!

 二週連チャン、皆様、まことに台風お疲れ様でした……orz
 私も熱川に引き続き、無事、なんとかすり抜けつつ鎌倉旅行など完遂出来まして、何よりでございます……!
 
 さてさて。
 昨年、洋書版が発売になり、気になりつつも泣く泣く見送っていたアートブックのお話でも。
 こちら、ついに奇跡の日本語訳版が限定3000部ながら発売と相成りました!!

「ギレルモ・デル・トロ創作ノート 驚異の部屋」





















 ネットではオビ付き表紙画像のものがあがっているようなので、オビ無し画像にて。
 監督の友人(みんなスゴイ著名人!)からのメッセージや、インタビュー、創作の秘密やら監督ご自慢の驚異の小部屋、プライベート物件「荒涼館」の紹介……!
 そして、過去すべての映画作品に関する、監督のネタ帳の中身がたっぷり収録されています。 (この表紙絵も、すべて監督のノート絵からの抜粋です!)

 メッセージを寄せている一人、ジェームズ・キャメロン氏も仰ってますが、デル・トロ監督のネタ帳は、まさに現代のレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿さながらの緻密さと奇想に満ち溢れています……! メッセージ寄稿者の中にはこれまた私の大好きなニール・ゲイマン様もいらっしゃる……ッ!(胸熱)

 監督作品では、私の好きな「クロノス」「デビルズ・バックボーン」などの初期作や、「ブレイド2」、「ヘルボーイ」などの作品もきちんと載ってて、シアワセ過ぎる…! とくに「ブレイド2」……オレ得過ぎるハアハア……!(おちつけ)
 

 まさに「オール・アバウト、ギレルモ・デル・トロ」な内容で、大満足ですっ……!

 ただ、近作の「パシフィック・リム」が目当て!という方は、戸惑うかもしれません。
 日本語版ではオビにでかでかとジプシーデンジャー様vの画が載せられていましたが、パシリム自体の文量がとくに多いということはありません。

 とにかくパシリムをたっぷり見たい!という場合は、「パシフィック・リム ビジュアルガイド」の洋書版を米密林で(日本密林も今はそんなに変わらないかもしれないけど)買うことをオススメしますw
  ええ!こっちの日本語訳版はもう……手が出せないほどのプレミア価格になって久しいんで……。。かくいうワタシも、去年洋書版を買いましたよ。眺めているだけでも満足出来るのがビジュアルガイドのいいところ☆


   それにしても凄すぎるネタ帳だ………これだけで芸術作品だよ……

 比べるのもおこがましいですが、これにくらべたら自分のネタ帳なんて、学生時代、居眠りしながら取った解読不能の講義ノート以下だよ………(じくじたるおもい)

2014/10/14 読書した本 Comment(0)

「読んでる本はなんですか」

最近、っていうほどでもなく昔からですが、持ち歩いている本が世間様の感覚とズレしすぎていて?微妙です。
 
 私の重要な読書空間である、電車&駅の待ち時間。
 駅とかでね、会社の同僚に見つかった瞬間とか、マジ魂が抜けそうにビビりますよ……!
 なにげにすばやく本を仕舞うんですがね……
 
 「何読んでるの~?」と気軽に訊かれるのが、なによりコワイよ!

 ちなみに、先週、同僚に駅で見つかり、あわててカバンに仕舞った本は、


 「怨霊とは何か 菅原道真・平将門・崇徳院」(中公新書)


  (※さあ、皆さん、ご一緒に)

 
  おめーの方が、コワイよ!\(^o^)/


  こういう話を、似たような本読みの友人に振ると、

 「それはもう、カモフラージュ用の普通の本も持ち歩くしかないんじゃないか」
 「普通ねえ……なんだろう。ハルキとか、かな……?」
 「でも、相手が”ハルキスト”だった場合、逆にやばくない?」
 「………」「…………。」


  結論。この世に、普通の本など、存在しないのだ! (?)
 
 ていうか、「同僚に駅で見つかった」という言い回しからして、すでにおかしいですよね……
 もう完全に、日蔭モノ、挙動不審人間の意識じゃないですか………(゚∇゚)


 いや、べつに、本さえ読めりゃ怨霊でもハルキでも、なんでもいいんですけどね (゚∇゚)
  ( 並べるな、それらを)

2014/09/21 読書した本 Comment(0)

今の世に在りてこそ。

なんだかものすごーく久々に、読んだ本の話をば。

 『遠野物語 remix 付・遠野物語』 京極夏彦・柳田國男(角川ソフィア文庫)

 愛と信頼の京極ブランド! というわけで、この分野に関してまったくの門外漢である私でも非常に読みやすい現代語訳でこの名著を味わうことが出来ました。順番とかもわかりやすいように少々変えてあるみたいです。
 ちなみにノーマルな角川文庫版も出ておりますよ。

 いや、遠野に行こう、みたいな話がにわかに出る前に買っていた本なんですけどねえ…^^;
 呼ぶんですか、ねえ。

 初めてちゃんと読んでみて思ったのは、遠野という土地が隔絶された田舎の小世界、ではなかったという驚きでした。
 江戸時代、遠野は行政都市であり、城下町であり、交通の要所であったそうな。
 つまり、たえず外部から新しい血が、風が、入り込んでくる土地柄。
 でも遠野の地にくるとそれは伝承となって時空を軽々と越えてしまうのです。多分。

 個人的には山人の話とかが印象的だったなあと。不思議怖いとしか言いようがない、なんともいえないあの雰囲気。

 何より私がこの本を読んで唸ったのは、柳田國男さんによる序文の、かの有名な締め。


 ”願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。”


 意味とかそういうのを(無知ゆえに)抜きに、ただただ、かっけええ………と!
 なんかこう、伝説の書物の警句みたいじゃないですか。ていうか既に伝説の書物ですけれども! これに匹敵するカッコイイ決め台詞とったら大江戸捜査網の「死して屍拾う者なし」しか思いつかん!(オイ)

 ”願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。”
 (あまりにカッコいいので、二回言ってみた!)


 すっかり感化されやすい私、文庫版になるのが待ちきれず、こちらの続編にあたる『遠野物語拾遺retold』のハードカバーも買ってしまいましたよ……。
 旅行までには(随分先ですけれど)読み終わりたいと思います。
 

 なんだ、お前、急に和に走り出したのか……?とお思いですか?(何)
 そうでもありません、だって次の予定では西洋ゾンビですものw(でも怪つながり!)
 しかしまあ、ほんともうネタ切れボンバーなのでいろいろなものに触れておくのも無駄ではないかと……(遠い目)

2014/09/11 読書した本 Comment(0)

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プロフィール
 
HN:
ゆきを
性別:
女性
職業:
営業事務員
趣味:
本屋街放浪
自己紹介:
 年にせいぜい一回か二回、自作小説を投稿するために年中無休で四苦八苦(・∀・) 某賞で3回続けて最終選考落選したり諸々落ちたけれど、わたしは比較的げんきです。

 映画や世界史、展覧会鑑賞、庭園巡りが好きです。 

 好きな作家はゼラズニイ、ライバー、ヴォークト、トールキン、マキャモン、レズニック、メルヴィル、皆川博子様などなどなど……

 音楽、ロック系洋楽好きです。
 30 Seconds To Mars, MUSE, New order, Nightwish, LINKIN PARKなどなど。ゲームや映画サントラも聴きまくります。 
 
 
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