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寒いですね。判で押したような毎日、ひたすら凍えております。。。
もしかしたらすでにバレてるかも知れませんが、私は古代遺跡のほかに、近代遺産とか廃墟とか工場とか謎の地下施設とかが好きです………大好きです……むしょうに。
本日、トレビアンな写真集を見つけたのでご紹介します。
普段、写真集なんて買わない(建築ぐらいか……)ワタシが! 本屋で見かけた瞬間、例によって、理性を失った!(ダメ人間)
「世界の廃墟」 飛鳥新社・刊 飛鳥新社さん、MAJIグッジョブ………!
なんじゃコリャアアアア……! な北〇鮮のバベルなホテルやら、経済破綻した都市の無駄に豪華絢爛な高級住宅地跡、東欧SFバリの雰囲気を醸し出す巨大建造物など……ハア、ハア……落ち着くんだ……これじゃ新手のヘンタイだと思われるお?\(^o^)/
個人的には、タイの市街地ど真ん中の廃マンションが衝撃。長崎が誇る(?)端島のアレもちゃんと載っています。キャプションの説明も読みごたえありで、¥1,900円はお得ですよ!(断言)
ひと通り、このような世界を眺めていると、第二次大戦の傷跡もさることながら、東西冷戦の影響もスゴイんだなあ、と……。旧共産圏が残した”廃墟”は異世界感パネエというか、スケールがでかすぎます(ジャケ写真の、ブルガリアの建物もスゴイ!!)
ところで廃墟、ちょっと、ブーム来てるんですかね? 検索するとちらほら、このテのが今後も出るみたいですね。きっと、買っちゃいますね(真顔)
二週連チャン、皆様、まことに台風お疲れ様でした……orz
私も熱川に引き続き、無事、なんとかすり抜けつつ鎌倉旅行など完遂出来まして、何よりでございます……!
さてさて。
昨年、洋書版が発売になり、気になりつつも泣く泣く見送っていたアートブックのお話でも。
こちら、ついに奇跡の日本語訳版が限定3000部ながら発売と相成りました!!
「ギレルモ・デル・トロ創作ノート 驚異の部屋」
最近、っていうほどでもなく昔からですが、持ち歩いている本が世間様の感覚とズレしすぎていて?微妙です。
私の重要な読書空間である、電車&駅の待ち時間。
駅とかでね、会社の同僚に見つかった瞬間とか、マジ魂が抜けそうにビビりますよ……!
なにげにすばやく本を仕舞うんですがね……
「何読んでるの~?」と気軽に訊かれるのが、なによりコワイよ!
ちなみに、先週、同僚に駅で見つかり、あわててカバンに仕舞った本は、
「怨霊とは何か 菅原道真・平将門・崇徳院」(中公新書)
(※さあ、皆さん、ご一緒に)
おめーの方が、コワイよ!\(^o^)/
こういう話を、似たような本読みの友人に振ると、
「それはもう、カモフラージュ用の普通の本も持ち歩くしかないんじゃないか」
「普通ねえ……なんだろう。ハルキとか、かな……?」
「でも、相手が”ハルキスト”だった場合、逆にやばくない?」
「………」「…………。」
結論。この世に、普通の本など、存在しないのだ! (?)
ていうか、「同僚に駅で見つかった」という言い回しからして、すでにおかしいですよね……
もう完全に、日蔭モノ、挙動不審人間の意識じゃないですか………(゚∇゚)
いや、べつに、本さえ読めりゃ怨霊でもハルキでも、なんでもいいんですけどね (゚∇゚)
( 並べるな、それらを)
なんだかものすごーく久々に、読んだ本の話をば。
『遠野物語 remix 付・遠野物語』 京極夏彦・柳田國男(角川ソフィア文庫)
愛と信頼の京極ブランド! というわけで、この分野に関してまったくの門外漢である私でも非常に読みやすい現代語訳でこの名著を味わうことが出来ました。順番とかもわかりやすいように少々変えてあるみたいです。
ちなみにノーマルな角川文庫版も出ておりますよ。
いや、遠野に行こう、みたいな話がにわかに出る前に買っていた本なんですけどねえ…^^;
呼ぶんですか、ねえ。
初めてちゃんと読んでみて思ったのは、遠野という土地が隔絶された田舎の小世界、ではなかったという驚きでした。
江戸時代、遠野は行政都市であり、城下町であり、交通の要所であったそうな。
つまり、たえず外部から新しい血が、風が、入り込んでくる土地柄。
でも遠野の地にくるとそれは伝承となって時空を軽々と越えてしまうのです。多分。
個人的には山人の話とかが印象的だったなあと。不思議怖いとしか言いようがない、なんともいえないあの雰囲気。
何より私がこの本を読んで唸ったのは、柳田國男さんによる序文の、かの有名な締め。
”願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。”
意味とかそういうのを(無知ゆえに)抜きに、ただただ、かっけええ………と!
なんかこう、伝説の書物の警句みたいじゃないですか。ていうか既に伝説の書物ですけれども! これに匹敵するカッコイイ決め台詞とったら大江戸捜査網の「死して屍拾う者なし」しか思いつかん!(オイ)
”願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。”
(あまりにカッコいいので、二回言ってみた!)
すっかり感化されやすい私、文庫版になるのが待ちきれず、こちらの続編にあたる『遠野物語拾遺retold』のハードカバーも買ってしまいましたよ……。
旅行までには(随分先ですけれど)読み終わりたいと思います。
なんだ、お前、急に和に走り出したのか……?とお思いですか?(何)
そうでもありません、だって次の予定では西洋ゾンビですものw(でも怪つながり!)
しかしまあ、ほんともうネタ切れボンバーなのでいろいろなものに触れておくのも無駄ではないかと……(遠い目)
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