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2024/05/20

世界はかくも多彩なり

くわああもう十二月中旬っっ! おそろしー(棒)
おまけにブログ更新も凍りつくような寒さっ

 そんな中、本日はしれっと展覧会の話題でございます。

 
 「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」 in 世田谷文学館

 

 澁澤龍彦。それがどのような「人物」なのか興味を持ったのはごく最近のことでした。
 
 大学生の頃から河出文庫から出ているエッセイ集をちまちま集めては、知らない世界の扉をつぎつぎに開いていくように愛読してきた方です。とくに自分が幻想絵画に興味を持つようになったきっかけは氏の著書「幻想の肖像」によるところが大。これほど博覧強記な文章を書いている人は誰だろう? ……と思いはじめた頃には平行して荒俣ワールドや種村ワールドにも入り浸ってましたがw

 それが今回、気になる場所でもありました世田谷文学館にて没後30年を記念する回顧展が開かれるというのでこれに行かねば次(?)はない! と思い行って参りました。

 生原稿や出版物、そして遺品や書斎の再現などなど。
 ファンならずとも、見ているだけで心を奪われるような展示空間でございました。

 エッセイのほかに、この方は何作かの小説も遺しておられます。
 その中の一つが名作オブ名作!「高丘親王航海記」。氏が病でお亡くなりになる直前に上梓されたものです。
 自分はこの作品の雰囲気がほんとにもー好きで好きで……!
 今回、直筆原稿ばかりか構想メモまで余すところなく展示されており、感涙ものでした。
 終盤の親王のあれが、まさか澁澤さんご本人のあれとシンクロするものだったなんて。。。
 
 五十代でお亡くなりだったとも知らず。今の感覚からするとお早い。。

 でもその奇想と叡智と旅情に彩られた膨大なる著作のきらめきは永遠に煌き続けるでしょう。

 アニバーサリーということで、自分も何点か読み返してみようと思っています!

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2017/12/14 展覧会 Comment(0)

激走!常夏スリランカ旅行10(終)

旅行からもうすぐ2か月がたとうという時にのこのこ現れてすみません…… なんかもう会社とかが激動すぎて(主に人事方面で……)落ち着かないことこの上なし!

 しかし、そんな中でも旅行前とは違ってなんとか前向き精神で毎日えっちらおっちらやっていけてるのは非常にありがたいです。ホント、あのタイミングでスリランカ様の大地に降り立たなければワタシは後ろ向きロンリネスなままでしたよ……っ!

 というわけで帰国後も思い出にひたりつつ会う方会う方にスリランカの良さを語る自分は我ながらホームシックかよ、という感じでしたが、中にはスリランカにかなりの興味を持ってくださる方も居て、良かったです!

 たった6日間の旅行だけでその国の全てが分かるわけはありませんし、旅行者は基本的にきれいな場所を回って帰ってくる存在ですからあまり知ったようなことは言わないほうが無難です。しかし、そうと思いつつも言わずにはいられないほど善き国、善き人々、善き風土&フードでございました。アジア的な雑然さも含めて。

 あーツライしんどい、と思った瞬間にあの国の風景を思い出すとなんだかむしょうに幸せ成分が脳内に行きわたるの……!( どんだけ)
 
 また行きたいです。数年以内には、ぜひに!

 停滞しまくっていた創作のほうもようやくぼんやりやる気になってきたので(ぼんやりかい)、ブログのほうもボチボチ通常運転に戻りたいと思います。というかもう年末の〆の時季ですけどね……!

2017/12/02 イベント&旅行 Comment(0)

激走!常夏スリランカ旅行9 古都の中へ

すみません! 間がやたらあいて申し訳ございません!! スリランカでおすすめされたヨガをする(乗せられやすい性格)べく、ヨガ教室の無料体験を二か所ほどこなしていたらぜんぜん休日が無くなってしまいましてねwww(カオス) 
 
 普段まったく運動もエクササイズもしない人間なのでちょうどいい機会だと思って、時間を捻出するのは大変ですがしばらく通ってみようと思います……とりあえず、数回やった感じではやばいぐらい身体が硬いです\(^o^)/

 もう帰って来てから一か月以上経過してしまいましたが引き続き旅の終盤の様子を。


 

 キャンディ湖のほとりに出来た町。じつはこの湖、19世紀に王朝最後の王様によって造られたものだそうです。今まで訪れた町にくらべて少し高地の気配がします。水辺の街はどの国も風情があってよいですな~~


 
 
 こちらはキャンディ中心部にあります市場、キャンディ・マーケットの中庭。
 中庭はこんな感じで西洋風ですが市場のほうはまさにザ・市場。活気にあふれていて肉売り場とかかなりワイルドな迫力があります(遠回しな言い方)
 

 

 野菜や魚の種類がほんとに豊富です。とくに、野菜のほうは見たこともないような種類が多くて目を見張るばかり!!

 
 さて、キャンディにはスリランカで最も重要な場所があります。インドから幾多もの苦難を経てもたらされた仏陀の歯……すなわち王権を象徴する宝物を安置している仏歯寺です。



 こちらには夜(夕方)参りましたので、ライトアップがさらに神秘的な雰囲気をかもしだしておりました。アヌラーダプラやダンブッラとはまた異なる荘厳な佇まいがあります。

 こちらでも靴を脱いでお詣りですが、夜なので地面も熱くない! なのでここにきて初めて、完全なる裸足で境内をめぐることに。夜の聖地を裸足で歩き回るというのはなかなか稀有な体験でしたね。


 

 仏歯の間への回廊がカラフルでとても美しかったです……!



 

  仏歯のある部屋の扉が開かれるのは1日3回のプージャー(祈り)の時間だけ。ガイドさんはもちろんそのあたりの時間配分を考慮しつつ誘導してくれますのでちゃんと間に合いましたが、中はかなりの広さ。祈りの音楽が鳴り響く独特の宗教空間に圧倒されます。



 

  奥に少し空いている扉の向こうに仏歯の入った黄金のが安置されています。みんな行列を成して通り過ぎる感じで、祈れる時間は数秒といったところですがとにかく心あらわれる体験が出来ました。まさに、スリランカの歴史を刻んだ場所というにふさわしいです。

 
 というわけで主な観光地はこれですべて観終わりました。あとはおみやげを買いつつの帰り道……(泣) いや泣くな……。
 今回で最終回のつもりでしたが、スリランカへの感謝の気持ちやらなんやらをまとめたいので次回がラストといたします。いたしますってちゃんと更新しろよ!って話ですが、と、とりあえず、また遠からぬ次回で……!

2017/11/17 イベント&旅行 Comment(0)

激走!常夏スリランカ旅行8 紅茶工場&古都へ

旅行記がまさかの月またぎ! うかうかしているうちにもうすぐあれから一か月ですよ……。。記憶が薄れないうちに書かねば。。(涙) ←泣くな

 さてスリランカといえば何よりスリジャヤワルダナ…(呪文)ではなくセイロンティーという方が多いかと思います。さすが紅茶の国、滞在中は毎日のように紅茶を飲むことが出来ました。


 
 
 こちらは雰囲気も素敵な、スリランカ随一の紅茶専門店に立ち寄ってもらった時の様子。

 かの名高き名産地ヌワラ・エリヤまでは今回足を運べなかったのですが(次 回 は 行きたい(真顔))、古都キャンディ近郊の紅茶工場を見学することも出来ました。


 

 自分は静岡で緑茶工場を見たことがありましたが、あの時のようにほんと工場全体がすでにいい香りに包まれていて清々しいですね。ここでは従業員の方が一つずつ行程を説明してくれます。英語で。でもガイドさんが訳してくれるからだいじょうぶです(・∀・)


   

 セイロンティーが日本や外国に入ってくるまでには各紅茶メーカーを経てくることになりますが、スリランカでは国が行程を管理することで品質を保っているそうです。


 

  見学が終わったあとは試飲もさせてもらいました。

 

 物販ももちろん大充実ですよぉぉ迷う……!(物販いうな


  そして一路、世界遺産の街、古都キャンディへ。このキャンディなんですが、ガイドさんや地元の方々はどう聞いても「カンディ」って言ってるんですよね。道路標識もKandyだったと思うし。例によって日本的な読み方なんでしょうか。


 

 道中、初めて見たスリランカの鉄道!

 キャンディはいわば日本でいう京都や奈良のような古風さの残る湖岸の町です。町全体が世界遺産ということからも分かるように、近代的都市ではないのだけれどほどよい喧噪と伝統が同居している、そんなノスタルジックさのある町でした。山がちな地形の中腹にはりつくように家々が並んでいる様は自分的にはどこか長崎の街をも思い出させてくれました。

 キャンディではこのツアーが女子向け(一応)である所以?の、占い師さんによる占星術鑑定結果をじかに伺いました。いや、どんなもんかなと思っていましたが物凄くためになりました。占い師さんは英語でお話して、それを例によってガイドさんが訳してくれます。特に内面についての指摘はびっくりするほど当たっていると感じましたね。何より占い師の先生が優しくてなんかもう癒されるってこういうことかと。
 そのあとはお約束の宝石店に案内されたりもするわけですがねw  いや、ああいう話を聴くと買いたくなりますよ、自分の守護石。二度と買うものでもないと思い切って買いましたよ! 予算オーバー\(^o^)/

 そんなこんなでシギリヤやコロンボとはまた雰囲気の違う、高地の都市へ入ったのは夕方。

 

 宝石店で躊躇しすぎたせいかw 時間ギリギリで観に行ったキャンディアン・ダンス・ショー。悪魔祓いのダンスが見たかったんで満足!!

 
 
  この方たちは、真ん中にある火の上を裸足で渡ったりもするんですよ! 超人か!

  

 イギリス統治時代のコロニアル建築の傑作でありキャンディのランドマークでもある「クイーンズ・ホテル」! 泊まった……わけではありませんが観られて良かった~~

 

  ガイドさんの機転で、ついにあのトゥクトゥクにも乗りました。ナイトドライブ!


  
  
 私たちが泊まったのは湖畔の中級ホテル、ティランカ。モダンでキレイで良かったです。スリランカのホテルは全部良かったけどな……!


 

 ティランカの夕飯。もう、このヘルシー&スパイシー&ジューシーなカレーがまた食べたくて仕方ないっすよ。そのうち都内のスリランカ料理屋を検索して行くつもりです(どんだけ)

 あとここの従業員さんがめっちゃ親切でした……え、君たち日本人? オイあそこに日本人がいるぞ?!! みたいに、なんかわからないけど入れ替わりたちかわり、いろんなボーイさんが世話してくれたwww 「アイ・ラブ・オシン!」と突如告白されたりなな……21世紀も17年過ぎたというのに、いまだに一番有名な日本のコンテンツが20世紀の金字塔「おしん」というのもどうかと思わないでもなかったですが……嬉しいですよね。

 実はホテルに入る前にスリランカで最も有名かつ重要な場所を見学しています。その模様は、次回、涙の?最終回でッ……!

2017/11/05 イベント&旅行 Comment(0)

激走!常夏スリランカ旅行7 ダンブッラ&スパイス・ガーデン

誰が為かわからぬ謎旅行記も後半に突入です☆ 日本は台風でも心はまだスリランカ……常夏っ……!( 空しき暗示)

 

 至福の地シーギリヤを去り再び車の旅。すっかり見慣れた道路沿いのフルーツスタンドですがこの辺りのはひときわ鮮やかです。ここのマンゴーは今までの人生で食べた中で一番甘かった…! マンゴーだけで何種類もあるうえに一つ百円レベルですよ! スリランカ有数のフルーツ産地らしく、大賑わいの中央卸売市場の真横も通りました。

 本日は第三の世界遺産、ダンブッラの石窟寺院を訪れます。


 
 
 見えてきましたー。 スリランカにしてはやけにキンキラ現代的だなと思ったらお仏像に併設されているチケット売り場兼博物館だそうです。ガイドさんいわくここから寺院まではまた延々と登り階段があるそうなので車窓観光にて済ませ、先に進んでもらいます(ナイス配慮)

  
 
 
 まあ、それでも結構な登りです。  途中の高台から、すでに懐かしのシーギリヤ・ロックを一望!(悶絶!)




 

 左は世界遺産の碑なんですがすでに古代遺跡の一部のようなシブい佇まい……制定されたのは1990年代だそうですからね。シーギリヤほどじゃないですけどここもかなり素晴らしい眺望でした。右の写真、分かりづらいですがちらりと写っている湖のほとりにかの有名なジェフリー・バワホテルの一つがあるそうな。今回は選ばなかったですけどもいつか止まってみたい伝説のホテル……!


 

 坂を上りきりまして、着きました!! 
 何と言ったらいいのか分からない、圧倒的な石のパワー!!
 それもそのはず、この場所は2000年前から信仰を集めていた聖地だそうな。
 岩山の頂上、つまりこの場所にあった天然の洞窟内に五つの石窟寺院が造られています。
 
 ここでも裸足(靴下)、そして露出度の少ない白系の服装推奨なのですが。
 ご覧のとおり、白い服装まで守っている観光客はあまり居なかったりします。アヌラーダプラはさすがに白系の方が多数派でしたけれどね。大切なのは聖地を敬う心ですよね。
 それにしても、結果的には旅行会社から言われたことをきちんと守ってしまう日本人とスリランカ人が白い装いでやってくる……というのはそれはそれでなんだか悪くないんじゃないかとも思います。(ここでは私たちの他は日本人を見ませんでしたが)


 

 大きすぎて写真じゃ伝わらない、第一窟、涅槃像の素晴らしさ。


 

  これほど濃密な祈りの空間に身を置いたのは初めてで、思わず息を呑みました。


 

 ダンブッラとは「水の湧き出る岩」という意味だそうです。
 その名の通り、こちら第二窟の天井からは湧水が絶えずしたたりおちており、それを集める壺がこのように特別に囲われています。まさに聖水。この水がどこから湧き出ているのかも明らかではないといいまして、神秘的というほかないです。

 
 

 こちらは第三窟。やっぱり同じ仏教でも日本の仏様や寺院とはかなり雰囲気が異なります。日本や中国は、衆生を救い菩薩や如来なども拝む大乗仏教、そしてスリランカはブッダの教えにより忠実な上座部仏教ということで違うのは当然なのですが。世界史やってる時はただ用語を覚えていたのみの不肖ワタクシですが、実際に寺院の雰囲気に触れると違いがありありと分かりますね。
  
 スリランカには他にも聖地と呼ばれる場所がいくつもあり一度の旅行ではすべてを回りきるのは難しいです。いつか他にもいってみたい……! 

 ダンブッラで心身を落ち着かせたあとは、打って変わって、海外旅行ではお約束というかある意味お楽しみというか、いかにも観光客狙い撃ちなアトラクション(?)も体験。それがマータレーというスパイスの産地にあります「スパイス・ガーデン」


 
 
  いやーーここ、雰囲気も明るくてちょー楽しかったですわ。
  高速日本語を操る専用の解説スタッフ(というか多分各種外国語にも対応している)の兄さんが1グループごとにぴったりついて、実にことこまかに本物のスパイスの木や実を前に解説してくれます。スリランカ原産のシナモンの樹とか感激しましたよ。こんな機会めったにないし、実に面白い!! 要所要所で、のちに開陳されるスパイス土産やアーユルヴェーダ化粧品アイテム(笑)をアピールしてくれるし。
 ハーブティーを飲みながら色々な質問にも答えてくれ、試したりも出来ます。執拗な売り込みはなくて、ただひたすら万事に親身&熱心。アツい……!w
 実際に肌トラブルや健康障害のある人にもありがたいですし、女子旅としてはここはぜったい外さないほうがいいんじゃないでしょうかレベル。

 で、とりあえずまあのせられるように買うわけですよ……買わずにはいられない。わかっちゃいるけどやめられないw

 私が買ったのは乾燥肌やシワ……等々にに効果的だというアロエベラクリームとサンダルウッドオイルというやつですが、帰国後さっそく毎晩、洗顔後に使っています。で、実際どうなのかと。

 ……マジで、ここ数年無かったぐらいに肌がモチモチしてます。

 でもこれがほんとにこのクリーム&オイルのお蔭なのか、ささくれ大魔王だった心がスリランカにて浄化されたお蔭なのか、はてまた両方なのかまでは分かりません(真顔) ともかく良い買い物をしました。日本で買う美容液1、2本分のほうがずっと高いですからね……そしてもうそんな美容液を探し回らずに済むヨロコビ……!  

 あとこんなものも買いました。

 

 スリランカ産スパイスの見本セットw  まこと色んなタイプの客の心理をよくわかっていらっしゃるこって…。香辛料に一方的なロマンを抱く世界史マニアとしては(?)買わずにはいられないっ……!
  
 ではでは、今宵はこの辺で……。

2017/10/29 イベント&旅行 Comment(0)

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プロフィール
 
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ゆきを
性別:
女性
職業:
営業事務員
趣味:
本屋街放浪
自己紹介:
 年にせいぜい一回か二回、自作小説を投稿するために年中無休で四苦八苦(・∀・) 某賞で3回続けて最終選考落選したり諸々落ちたけれど、わたしは比較的げんきです。

 映画や世界史、展覧会鑑賞、庭園巡りが好きです。 

 好きな作家はゼラズニイ、ライバー、ヴォークト、トールキン、マキャモン、レズニック、メルヴィル、皆川博子様などなどなど……

 音楽、ロック系洋楽好きです。
 30 Seconds To Mars, MUSE, New order, Nightwish, LINKIN PARKなどなど。ゲームや映画サントラも聴きまくります。 
 
 
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