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私が地球儀や天球儀やその他、前近代の天文学っぽい事象に殊の外目が無いことは薄々バレてるような気が致しますが、そういうわけで(謎)今日はそういうお話です☆
現在、東京の五反田というとこでエクセレントかつブリリアントな展示が開催中です。
しかも無料!
「フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展」 in DNP五反田ビル
やべえ! とポスター見た瞬間に飛びつきましたねあたしゃ。
しかもこれ2月からやってんのね……気づくのが遅し。
文字通り、地球儀と天球儀にのみ焦点を当てた展示というのは大変珍しい、ほとんど初なのでは? と存じます。前期・後期制で、現在はあのフェルメール先生の<<地理学者>>と<<天文学者>>に描かれた「ホンディウスの地球儀・天球儀」というものの、現物が見られます!
……私、なんかこの画像しょっちゅう貼ってる気がしますがマジ一番好きなんです済みません(居直り) この、天文センセーが魅入っている天球儀、ですね!
というか、この事実は行ってから気が付いた私……感激しました。
本物の展示もさることながら、目玉はDNP大日本印刷さんがフランス国立図書館と共同で進めているという地球儀・天球儀の3Dデジタル化プロジェクトの成果を体感することが出来ることです。紙とニスで出来た繊細な展示物をいじくりまわすことはもちろんできませんが、3D映像で実際に回してみたり出来ます。バーチャルリアリティでなんと天球儀の中から黄道十二宮や南天までをも見渡すことのできるコーナーまで!
これはもう後期も行ってしまいますよあたしゃ。。多分。
ちなみに、予約制になっておりますのでそこだけご注意を。公式サイトから30分単位で予約が出来ます。
予約時間に入ってしまえばあとは時間制限も特になく好きなだけゆっくりと見られますv 行列とは無縁なのが嬉しい。
いやしかし、日本の印刷会社さんはスゴイですね。昨年行った「ヴァチカン教皇庁図書館展II」では確か凸版印刷さんがやはり修復事業やデジタル化に協賛されておりましたし。
これからもどんどんやって頂きたい……!
ひいい……色々あたふたしすぎて(自業自得・・・)先日行ってきた展覧会の御報告がまだでやんした……! やっと、やっと書ける・・・・
「没後100年 宮川香山」展 (サントリー美術館ほか)
ここ数年自分的に大注目の明治時代の超絶技巧とよばれるメイド・イン・ジャパンの傑作群。「欧米を感嘆させた、明治陶芸の名手」との紹介の通り、時の明治政府が積極的に海外に売り出していた時代の名陶芸が一堂に介しており、眼福でございました……!
皿? 置物?! もうそんな次元じゃありませんな。「欧米を驚かせるようなものを創り出したい」という思いから生み出した高浮彫(たかうきぼり)……陶器の表面を写実的な浮彫や造形物で装飾する……香山の独創性には脱帽です。
展覧会的には上記の猫たん推しだったみたいですが(これもカワイイですよ!)私が何より見たくて仕方なかったのが……コチラ↓
これはまんま、テレ東でやっている「美の巨人たち」から引っ張ってきた映像でございますが、一目みて、なんだこりゃあ?!となりませんか? 二次元や三次元をを超えたなにかを感じさせる蟹っぷりに度胆を抜かれてしまった私であります……こういう奇抜なの大好きv
京都生まれの香山が拠点としてた陶芸工房の所在地は、当時一大貿易港であり文明開化の最先端であった横浜ということで、個人的にはわりと近場。ところが。神奈川県立美術館や横浜の資料館などが多数所蔵していることまでは知っていたものの、中々行けずにウン年……。。
うだうだしているうちにこうして大展覧会が組まれたお蔭様でついにこの蟹っぷりも目の当たりにして参りました。感動デス!
全体を通してみると動物や植物に材を取ったものが多かったと思いますが中にはより日本的な民俗を扱った作品もありまして、個人的にはそれがとてもお気に入りです。それは……妖怪!
「高浮彫風神雷神百鬼夜行花瓶」
いやこれねー、写真引っ張ってきても実物から感じる迫力や凄さが伝わってこないのが仕方ないけどもどかしいですよ。図録も買いましたけどやはり美術品は一見にしかず、というか。
ちなみに会場内には特別に撮影可の展示コーナーも設けられていますので、高感度カメラ持参推奨です。ワタシは残念ながらデジカメ持って行きませんでした。。
こちらの展覧会は間もなく東京展が終わりまして関西方面でも開催される由にて、超絶技巧に興味のある方にはぜひぜひオススメ致します~
例年この真冬はセーター&セーター&モコモコ&モコモコ(どんだけ)で部屋の中でアナグマ生活をするのがセオリーですが、今年はセーター&セーター&モコモコ、しかも温風なしで過ごせています。いいといえばいいんですがスキー場の方とかは大変でしょうねえ。出番のない最強のモコモコが泣いているよッ……!(泣くな
そんな新春、今年最初の展覧会に行って参りました!(展覧会自体は昨年からやってます)
例によって上野の国立科学博物館。
特別展「ワイン展」&企画展「渋川春海と江戸時代の天文学者たち」。
私は元来そんなに酒好きではなくむしろカフェイン中毒者を自負しているのですが(するな)、唯一まあ好きかも?と言えるのが白ワインやロゼでして。赤はちょっと苦手なんですがね。
そんなわけでワイン展ねぇ。まあ以前のチョコレート展も面白かったから一応覗いておくかあ?ぐらいの気分で出かけたのございますが、このシャレオツな図録の気合いを見るまでもなくすごく……面白かった……!!
ワイナリーの内部が再現されていたり、ワイングラスの歴史が展示してあったりー!
むしろ、何も知らない分、ワインのあれこれを新鮮に楽しめましたわ。
個人的にはやはり、「ワインの歴史」のパートが特に燃えましたがね……
ただ、時間がなくてミュージアムショップにオニのように並んでいたワインwの数々をじっくり見ることが出来なかったのがザンネンですよ……! 千円ボトルぐらいならぱっと買ってくりゃ良かったかねえ……?
一見リア向けっぽくとも(笑…)、かはくの食べ物系展示にハズレなし!(確信)
そして、企画展「渋川春海~」のほうも、なかなか!!
この方は例の冲方さんの小説「天地明察」の主人公として一世を風靡した、実在の方ですね。
徳川吉宗も天文好きだったとか、浅草(や色んな所)に天文台があったとか、これまた知らなんだー知らなんだー!と念仏のように有難がるしかない濃い内容でございました。SASUGAはかはく……!。
今年は去年ほど行けない気がしますが、ちまちま展覧会チェックに励みたいと思います~~
久々に短いタイトル……。。
創作は一応合間を見つけてはやってます。やってるのに不思議なぐらいぜんぜんぜんぜん進みません(真顔) なぜかというと、室内ランニングマシーンの如く、同じ個所ばかり書き直しているからでゴンス!
いちいち戻らずにとにかく書き進めた方がいいという意見もあるでしょうが、私の場合、そこで止まると先にもサッパリ進まなくなるのでダメです。 ダメです(強調)
でももうちょっとで二章だと思うんですよねえええ!! 「大学生がやる中二バトル」みたいな他愛もないものが書きたいだけなのに……そしてやればやるほどダメ人間になっていくサブ主人公……。こいつ物語終了時には、どうなっちまうんだ……?( 丸投げ感)
さてさて(逃げるように)展覧会の話題でも。
「特別展 始皇帝と大兵馬俑」in 東京国立博物館
ワタシ、中国史のことは「元」辺りしかわからないのですけども(→むしろなんでそこなんだよ)、兵馬俑は昔からすごい好きでして!
初めてこのとてつもない遺産のことを知ったのは高校生ぐらいの時でしょうか……長崎の孔子廟に併設されております「中国歴代博物館」の中にある俑(よう:人形のこと)数体を目にした時だと思います。
ちょっと未確認ですがあれは多分複製なのかな? ともかく、その数体の俑を観察しても、この実にリアルな等身大人形が二千年近く前に造られたということに衝撃を受けたものです。
始皇帝の死後の世界を護るために造られたこの俑の数、実に8000体だそうです。しかもその一つ一つに個性があり、色彩が施され、実用に足る実戦武器を持っていたというのですから想像を絶するものがあります。
ちなみに色彩が付いていた&武器を持っていたというのは今回の展覧会で初めて知りました。ギリシアのパルテノン神殿などもそうですが、我々はつい古代文明というと色あせた遺跡そのままにモノトーンで考えがちになります。しかし多くの場合経年で失われただけといいますか、古代人の創造世界はもしかしたら現代人のそれよりもよほど色彩豊かだったのかも知れません…
しかも、兵馬俑の存在が考古学的に明らかになったのが20世紀の後半ということですから、ツタンカーメンの墓級の大発見ですね。
ともかくこの展覧会、ホンモノの俑が10体+本展のために中国で作られた複製が70体と、圧巻の規模でございます。さらには銅馬車の複製も二台!
本物は10体だけ?と思われるかも知れませんが、なにせ選りすぐりの10体です。中でも、上の写真の中央にいらっしゃるおじ様は「将軍俑」。8000体の中に11人しか確認されていないという将軍クラスの御一人です。レアです! S級のレアです!!(興奮)
で、その本物を間近で拝んだ感想。
デカイ。想像以上にリアル。作り手の熱が伝わるような躍動感までもが感じられました。
さらには、細部までもが信じられないぐらい凝ってます。後ろに回ってじーっと見ると、なんと髪の毛一本一本まで再現してたんですけど!!? このレベルの彩色済み1/1フィギュアを8000体量産とか、信じられん!(フィギュア云うな
神でも仏でもなく、貴族や王の肖像でもなく。いうなれば名もなき一兵卒たちの生き写しです。美術史的にもスゴイことだと思わずにはいられません。この時代、理由は何であれ他にこんなことをやってのけた国はありませんからねえ……!
秦の始皇帝というと晩年はちょっと暴君的イメージですが、前半生はマンガの主人公にもなるぐらい英傑なんですね。しかしその死後、秦はわずか3年で滅亡。
これほどの規模の設備投資?をしたのだから、財源の枯渇も相当なものがあったのでは…?
ともかくこの後も次々に王朝と首都の位置&名前が変わり、中国史は実に世界史専攻泣かせのパートという……(白目
いやあ、感動ものでした。行けるもんなら現地に行ってみたい遺跡の一つですが色んな意味で無理っぽいし。。 日本まで来てくれて、本当に感謝……!
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